マイクロソフトのアップル救済策なんて驚天動地の事件があったものだから、マックOSにまでMSIEが標準装備されることになりそうである。ってことは、巷で売られるパソコンのほとんどにMSIEがインストールされることになるってことなのか。果たしてネットスケープは大胆な対抗策を打ち出せるのか? HTMLの書き手にとっては、これは大問題。個人的にどっちが好きかってことじゃなくて、どちらが多数派かによってタグの書き方がビミョーに変わってくるからだ。特に手書きHTML派に捧げる、ブラウザ使用率調査。ってことで、ずばり結果を以下に。カッコ内は件数。
■Netscape: 55.8% (4460)「MSIEだとちょっとキレイにいってないんだけど、まあネスケでちゃんと見えてりゃいいか」なんて妥協してたあなた(つうか、それはワタシだ)、そんなわけでそうも言ってられなくなってしまいました、すっかり。仁義なきブラウザ戦争の行方やいかに。「痛み分け」ってのだけは、ご勘弁を。1.x 0.6% (51) 2.x 8.7% (694) 3.x 41.3% (3302) 4.x 5.1% (412)■MSIE: 33.8% (2703)4.x 5.7% (452) 3.x 27.8% (2223) 2.x 0.4% (28)■その他 10.5% (837) total:8000件一つ、この結果からワタシが理解したこと。もはやネスケ1.xのユーザー様は0.6%にまで減った。すなわち、フレーム表示不可のブラウザはほとんどなくなりかけているってこと。
それから、上の数字、世の中のブラウザ・シェア調査なんかに比べると、ネスケもMSIEもちょっとパーセンテージが低めに出ているのでご注意を。これはどういうことかって言うと、「その他」の10.5%がモノを言っているため。すなわち、WWWCのような「更新調査ソフト」を使う方が増えてきたということ(ブラウザに表示せずにindex.htmlのデータをダウンロードして、最終更新日を取得するようなソフトです)。いや、もちろんセガサターンやインターネットTVといった少数派のブラウザもあるんですけど、数からいうとWWWCが目立ってます。
なお、WWWCでCLASSICAのindex.htmlを巡回先に含めている方々へ。これは実はあまり意味がないので、index.htmlではなくupdate.htmlを読み込むように設定すべきです(チェックするURLをhttp://www.classicajapan.com/update.htmlにして、「開く」URLをhttp://www.classicajapan.com/にします)。なぜなら、1)当サイトのindex.htmlはSSIを使用しているので最終更新日を取得できない、2)記事を更新しても日付の部分が書き直されるだけで、index.htmlのファイルザイズは変化しないことが多い、3)どのみちウィークデイはほとんどどこか更新されている、からです。一方、update.htmlを調べた場合は、更新されれば必ずファイルの日付もサイズも変わりますのできちんと機能してくれます。
つうわけで、HTML書きの悩みはますます深みにハマりつつある現状再確認。また、新タグ導入するや否やのご参考になれば幸いってことで。(97/08/08)